清掃の仕事は安定感があるのが魅力かな

Update:2017-08-23 15:02:17

一部の危険な場所清掃や、孤独死などのいわゆる事故物件の特殊清掃などは別として、清掃業界は決して給料がいい業界とは言えません。汚れを掃除するのが仕事だけに、どうしても汚れた場所と向き合うことになりますので、人気もあまりないというのが現実だと思います。

だけど、清掃の仕事には魅力もたくさんあるんです。まず、仕事の需要が安定していることです。ハウスクリーニングにしろ、ビルメンテナンスにしろ、建物がある限りおこには清掃の需要が必ずあります。特にオフィスビルや大型商業施設、病院や介護施設など、そこに勤めている職員が自ら清掃を行うわけではありませんよね。ましてや業務時間内に広い施設を素早く掃除して回るのは困難です。そこでプロの清掃業者の出番というわけです。日本のオフィスビルは大体トイレや廊下など綺麗に保たれていますが、清掃業者が日々の清掃を行っているからこそです。

給料の安さは、清掃関連の資格を取ることで十分にアップできる余地があります。中高年になってからでも採用されやすいので、転職で清掃業界に飛び込んでくる方も意外に多いんです。

普段何気なく利用しているビルや施設がきれいなのも、清掃業者あってこそです。自分はこの仕事に誇りをもっています。清掃業の仕事をしたいとは思えなくても、利用したビルのトイレが綺麗に整えられていたら「ここを掃除した清掃員は優秀なんだな」と思っていただけると、こちらとしては嬉しいですね。

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ゴミ屋敷と呼ばれる部屋の清掃

Update:2014-04-23 12:29:17

近年、依頼が多くなってきているのが「ゴミ屋敷」と呼ばれる清掃の仕事です。昔は、ゴミ屋敷というといらないものを拾ってきて、溜め込んでしまう事が原因だったりしました。

その多くの人は、何かの精神疾患など病気もからんでいたと聞きます。

しかし、依頼が増えているのはそういう場合ではない事がほとんどなんです。ゴミ屋敷を作り上げてしまっている「普通の人」が増加しているのが背景にあるんだと思います。

テレビなどでも、片付けられない芸能人の家など紹介されるくらい社会問題化しつつあるなと思っています。

ゴミ屋敷になるのには、理由があります。一番大きな理由は、ゴミを投げない・片付けれないことです。そんなの普通ならやるよと思うでしょう。でも、それが原因になっているんです。最初はやらなきゃまずいと思っていても、その家で生活していくとそれが自然な事になって、感覚が薄れていく事が一番危険なんです。

家に誰かを上げるなど、人との繋がりが希薄になってきている現代社会が生み出してしまって問題なのかもと思えなりません。誰かが自宅に来るのに、汚い・片付いていない家には上げれないですから、そういったきっかけが減ってしまっている証拠でもあると思います。

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リサイクルできるものはリサイクルできる様にしたほうがいいよね!

Update:2014-03-20 16:16:53

清掃の仕事をしていると、様々な不用品が出て来るものです。この不用品は、まだ使える物も在り、そのまま捨てるのは勿体ないと言う品物も在ります。

地球環境の悪化や、資源保護と言う目的の中、リサイクルを行う事が必要とされている時代です。リサイクルが可能な物は出来る限り再生をして、新しい商品の為に役立てなければなりません。

清掃をする事で、出て来る不用品は分別をして、リサイクルがしやすい状態にして挙げることが大切です。

因みに、住宅の解体工事なども、建設リサイクル法が施行されてからは、重機を使って押し潰すのではなく、分別をしながら取り壊すと言います。取り壊すのには時間が掛かりますが、このようにして壊せば、資源として利用する事が出来るようになるわけです。

そのため、清掃においても同じことが言えます。少しでも資源として利用できるようにするためにも、分別をきちんと行い、リサイクルがしやすい状態にしていくことは義務でもあるのです。

捨てられない物を捨てられても少し困るのね

Update:2014-03-14 02:46:50

清掃の仕事を始めて早30年以上が経ちました。

長い経験の中で捨てられない物を捨てられて少し困った経験をお話します。いつものようにオフィスの清掃をしている時のこと。

ゴミ箱から取り出したゴミを仕分けしていると、ピンクの汚れたアルバムを発見しました。中を開けてみると、ファミリーと思われる思い出の写真がたくさん詰まっていたのです。

例えば、赤ちゃんが哺乳瓶をくわえている写真、北海道と思われる山での家族写真、夫婦が2人でお酒を楽しそうに飲んでいる写真、などです。こういう思い出の詰まったものって理論上は捨てられますが、処分に困ってしまうんですよね。

もしかすると間違って捨てた可能性もありそのまま捨てるのも忍びなかったので、オフィスの受付へと手渡して処理を委ねました。

その後の取り扱いについては、おそらく警察へ届けられるのではないかと思います。

このように清掃をしていると、捨てられないものは案外たくさん出てきます。その度に適切な判断をするのが私たちプロの清掃業者の役目なのでした。

ゴミはやっぱりちゃんと分別してほしいな

Update:2014-03-07 17:18:13

人が生活をするうえでどうしても出てくるものってゴミですよね。たくさんの人がゴミを汚いものだと思って、触りたくないと思っているかもしれませんが、清掃業者である私は、それを片づける仕事をしているので、そこまで汚いとは思ってませんが、たまに、分別してないで捨ててあることがあるんですよね。

清掃という仕事は、さまざまなところをほうきではいたり、モップをかけたりするだけでなく、ゴミを集めて、分別することもしているんですよ。そんな時に、ゴミ袋の中が分別されていなくて、不燃や可燃ゴミが混ざっていると、とても困ってしまうし、大変なんですよね。

もし、皆さんがスーパーやビル内のごみ箱に捨てる時には、ぜひとも分別して捨ててほしいなと思います。きっと、それは地球環境にもよいだろうし、エコになると思うんです。

ごみを出さないでとは言っていませんよ。ちょっと清掃員のことを考えてくれればなあと思うんです。

きっと、その情けは、あなた自身にも良い形となって帰ってくることでしょう。